・奨励 「聖書のたとえ話と日常生活」 ルカ15章4節ー32節
本日は、芥見キリスト教会員 赤塚尚武兄と山田健兄が奨励をして下さいました。
赤塚尚武
聖書の中にいくつのたとえ話が出てくるでしょうか?
それを幾人の画家がいくつの作品に描き、この世に残しているのでしょうか?
私が最初に聖書の中のたとえ話を絵画作品で知ったのはレンブラントの「放蕩息子」です。最初は画集で見ました。しかし、その後、私は二度もその作品が常設されているサンクト・ペテルスブルクにあるエルミタージュ美術館で、それを鑑賞する機会に恵まれました。
それは毎年4月にサンクト・ペテルスブルクにある露日友好協会主催「日本の春」が開催されており、その行事に2001年と2005年に二度招待を受けて合唱団を連れて出かけました。その時にエルミタージュ美術館へ招待されたのです。
この本はその時に、記念品として協会長のグレゴリー教授から貰った画集です。彼は大の親日家で退職後、京都の鞍馬に、それも竹やぶのあるところに住みたいと語っていました。
これがそのレンブラントの名作「放蕩息子」です。
さて、ルカ15章4節から32節までに三つの有名なたとえ話がでてきます。
初めの二つのたとえ話は取税人や罪人とイエス様が交わりをされることに対してパリサイ人や律法学者が侮辱的な言葉を浴びせることに対する主の答えだと思います。迷った一匹の羊と銀貨のたとえは神の捜し求める愛の姿を表しています。
第三のたとえ話は神の赦しと愛を表し、父によってのみ現わされる深くて温かい恩恵を描かれ、独特な美しさに輝いています。そこには「喜び」が基調となっています。
本日は時間の都合もありますので、三つの例え話の内、最初と最後について、語ってみたいと思っています。 (続きを読む…)