2022 年 12 月 26 日

今月の礼拝予定(2023年1月)

Filed under: 今月の礼拝予定 — susumu @ 10:02

1月1日 降誕節第1主日

主日主題: 新年
公同礼拝: 午前10時30分(ライブ配信)
聖書: 創世記16章13節
説教:「その名はエル・ロイ」鴨下直樹牧師

1月8日 降誕節第2主日

主日主題: 賛美
公同礼拝: 午前10時30分(ライブ配信)
聖書のお話:みことば(分級)
聖書: イザヤ書58章8節
説教:「しんがりの神」田中啓介師

礼拝後:誕生月の方への祈り

1月15日 降誕節第3主日

主日主題: 希望
聖餐式礼拝: 午前10時30分(ライブ配信)
聖書のお話:「ダニエルと3人の友達」河合和世
聖書: ルカの福音書2章22-40節
説教:「主よ、今こそ」鴨下直樹牧師

礼拝後:礼拝準備会/月間予定確認会、役員会

1月22日 降誕節第4主日

主日主題: 憧れ
公同礼拝: 午前10時30分(ライブ配信)
聖書のお話:「ライオンの穴」鴨下愛
聖書: ヨハネの福音書4章3-15節
説教:「いのちの水?」鴨下愛師

1月29日 降誕節第5主日

主日主題: 信仰
公同礼拝: 午前10時30分(ライブ配信)
聖書のお話:(DVD)
聖書: ルカの福音書2章41-52節
説教:「主イエスの姿を見失うことなく」鴨下直樹牧師

2022 年 12 月 25 日

・説教 ルカの福音書2章8-20節「恐れるな!」

Filed under: 礼拝説教 — susumu @ 07:18

2022.12.25 クリスマス礼拝

鴨下直樹

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午前10時30分よりライブ配信いたします。終了後は録画でご覧いただけます。


 
 今日、私たちは25日のクリスマスの朝に、こうして教会に集い、み言葉を耳にしています。今朝私たちに与えられている聖書は、「恐れることはありません」と語りかけています。

 これは、御使いが夜番をしている羊飼いに語りかけた言葉です。今朝は、この「恐れるな」という言葉を考えるところから始めてみたいと思います。

 羊飼いというのは、この地域では最も弱い立場の貧しい者たちでした。夜、暗闇の中で羊を襲う獣や盗賊と戦うのが仕事です。命がけの仕事なのに、身分が低いのです。

 今回カタールで行われたワールドカップは、暑い夏をずらして冬の開催となりました。12月でも、カタールは温かいのです。そんな中で、スタジアムの建設に当たった人たちは、貧しい出稼ぎの人たちでした。ドイツの友人から聞いたのですが、すでに10月の時点で、3000人以上の死者がこの過酷な労働のために出ているということでした。そのニュースを知ったヨーロッパの人々は、今回のワールドカップに抗議するために、テレビを見ないという運動をして、そういう人がかなりの数になったのだそうです。人のいのちを使い捨てのようにするやり方に、多くの人々が異を唱えたのです。

 このクリスマスに出て来る羊飼いは、このような貧しい人々を代表する存在として神様はお選びになりました。現代も、羊飼いという職業ではなかったとしても、さまざまな羊飼いのような立場の人たちがいることを私たちは考えさせられます。カタールで働いた労働者たち、また戦争のために暖もとれないウクライナの人たち。また今回大雪で、もう一週間近く停電のままでの生活を強いられている北陸の方々があります。あるいは、一人暮らしで孤独を覚えておられる方、病の中で苦しんでおられる方、さまざまな人たちがいます。羊飼いは、そのような弱さを覚えておられる方の代表と言えるのです。

 羊飼いたちは、その夜も夜番をしていました。眠気と戦いながら、周囲に気を配り、羊たちの面倒をみるのです。過酷な仕事です。今のような電気の柵が張り巡らされていて、羊が逃げ出したり、野獣が入って来たりすることがないような環境ではないのです。

 そんな羊飼いたちのところに、突然天が開け、まばゆいばかりの光が降り注ぎます。この時のことを9節はこう記しています。

すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。

 天使の登場と共に主の栄光が周りを照らしたのです。それを見た羊飼いたちは、非常に「恐れた」と書かれています。

 羊飼いたちが日常的に抱えている恐れは、狂暴な野獣が現れることでしょう。自分のいのちの危険を感じる時に恐れを覚えるのです。そうであれば、この恐れは私たちにもよく分かるのです。私たちは、子どもの頃から暗闇の恐怖を感じるものです。

 特に、怖い映画か何かを見ますと、いつも夜中に一人で行けるトイレさえ、怖いと感じることがあるものです。得体の知れないものがどこかから出て来るのではないか、そんな不安があります。けれども、ここで、羊飼いたちが感じた恐れは、その手のたぐいのものではありませんでした。もっと、本質的な恐れです。

 目の前に現れたのは、暗闇を打ち破るほどのまばゆいばかりの光です。そして、そこにはどんな姿であったのかそれ以上のことは書かれていませんが、御使いがいたのです。人の姿をした存在だったと考えられています。

 そこで、羊飼いが感じた恐れは、いのちを脅かされる恐怖ではありませんでした。聖いものの前に出る時に覚える畏れです。自分の卑しさを知らされたのです。羊飼いたちの心の中に、自分を卑下したくなるような、そんな思いが染みついていたのかもしれません。けれども、この自分は貧しい者でしかない、自分は聖なるお方の前に出るのにふさわしくないと感じる、そのような畏れは、決して主なる神が嫌われる思いではなかったはずです。

 御使いは羊飼いたちに告げました。まず10節です。

「恐れることはありません。見なさい。私は、この民全体に与えられる、大きな喜びを告げ知らせます。」

 「恐れることはありません。これは民全体への喜びの知らせです」とまず、御使いは告げました。民全体の代表として、あなたがたを選んだというメッセージが、ここで当たり前のように告げられています。これは、民全体への知らせ、しかも大きな喜びの知らせを、全国民を代表するあなた方に知らせますということです。

 この世の王や、大臣や、商人たちでもなく、雇い主や、一族の長でもないあなたがたに、この知らせをまず知って欲しいと思っているのだという、神のメッセージがここにはあります。それは、まさに、この世界にいる、今どんな暗闇の中にいる人のことも神は見ておられるというメッセージです。
 神は、暗闇の中に潜むようにしてうずくまっているものを、見ておられるお方です。来年のローズンゲンを先日、みなさんにお届けました。来年のみ言葉は、「あなたはエル・ロイ!」と呼んだ主の御名が年間聖句になっています。

 この「エル・ロイ」というのは、「見ておられる神」「顧みられる神」という意味です。 (続きを読む…)

2022 年 12 月 24 日

・説教 ルカの福音書2章1-7節「居場所のない救い主」

Filed under: ライブ配信,礼拝説教,説教音声 — susumu @ 00:53

2022.12.24 聖夜燭火礼拝

鴨下直樹

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午後7時よりライブ配信いたします。終了後は録画でご覧いただけます。


 

宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。

 ここには衝撃的な言葉が記されています。

 イスラエルの人々は、長い間、メシアとかキリストと呼ばれる救い主が生まれるとの約束の言葉を、600年以上の長い間待ち続けてきました。その救い主がいよいよお生まれになった。これがクリスマスの出来事です。

 この12月24日に生まれたという、神の御子主イエス・キリストはイスラエルの人々の長い期待と忍耐の末に、ついにこの世界に来られました。この聖書の中には、神の預言の成就が記されています。

 ところがです。神の約束の実現は、私たちに衝撃を与えます。

 聖書は「宿屋には彼らのいる場所がなかったからである」と書かれているのです。神の救いの計画は、落ち度なく完璧であったはずです。神ご自身が、人間の姿をとってこの世界においでになられるのです。このルカの福音書の前の所には、主イエスの誕生の前に、ヨハネの誕生を備えておられたことが書かれていました。神は、ゼカリヤとエリサベツという年老いた祭司の夫婦を備えられたのです。そして、神の御子を宿すことになったマリアと夫のヨセフもまた、ダビデ王の末裔でした。この長い時間をかけた神の計画に、落ち度があったとは思えません。

 この主イエスがお生まれになられたのは、今から2022年前、ローマの皇帝アウグストがイスラエルを支配している時代でした。この皇帝は、自分の支配している全世界の住民に住民登録を強要します。臨月に入っていたマリアまでもが故郷に戻らなければならないほどの強制力のある命令です。臨月の女性に、100キロを超える旅をさせるなど、今では考えられないことです。「妻はお腹が大きくて来られませんでした」と言えばいいだけの気がするのですが、それができなかったのです。

 しかも長い旅の末、ベツレヘムに到着したのに宿屋もないのです。この宿屋問題にしても、このルカの福音書には実際には宿屋の話は少しも書かれていません。そもそも、自分の故郷に戻るのですから、親戚がいたはずなのです。住民登録に行くのですから、親類縁者も、郷里を離れていた一族や親族たちがベツレヘムを訪ねて来ることが分かっていたはずです。ダビデ王の家系なのです。大事にされなかったはずはないと思われるのですが、結果は臨月の妻が出産するにあたって「その子を布にくるんで飼葉桶に寝かせた」とあるのですから、誰もこのお腹が大きくなっていた若い夫婦を迎え入れなかったということなのでしょう。 (続きを読む…)

2022 年 12 月 19 日

クリスマスイブ キャンドルサービス

Filed under: お知らせ — susumu @ 17:09

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クリスマスイブ キャンドルサービスのおさそい

日時: 2022年12月24日(土) 夜 7時~8時
場所: 芥見キリスト教会(岐阜市芥見南山1丁目8-8)
 
入場無料・どなたでもご自由にご参加いただけます。
 


※ (旧)統一教会、エホバの証人(ものみの塔)などは、キリスト教系をうたう新興宗教で、聖書の教えとは異なります。私たちの教会はこれらの団体とは関係がありません。

2022 年 12 月 18 日

・説教 ルカの福音書1章57-80節「伝統を乗り越える神の御業」

Filed under: ライブ配信,礼拝説教,説教音声 — susumu @ 00:49

2022.12.18

鴨下直樹

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 四年に一度のサッカーワールドカップが間もなく終わります。決勝戦はフランスとアルゼンチンです。今朝の三位決定戦もなかなか白熱した試合だったようですがクロアチアが勝ったようです。明日の決勝も今からとても楽しみにしています。アルゼンチンにはメッシという世界最高と言われている凄い選手がいます。フランスにはエムバペという、メッシを超えるのではないかと期待されている選手も出て来ています。メッシは年齢的に今年が優勝できる最後のチャンスで、このワールドカップで代表を引退すると言われています。さて、どちらの国が勝つのか、本当に今から楽しみです。

 今回の大会は、日本は強豪国に勝ったこともあって、本当に楽しい時となりました。いわゆるサッカー大国と言われるドイツやスペインに勝ったのですから、これはもう歴史的な出来事でした。これまで日本はドイツにもスペインにも一度も勝ったことがなかったのです。

 たとえばドイツには「ゲーゲンプレス」という伝統的な戦術があります。ボールを取られたらすぐ取り返すというやり方です。こういう戦術もあって日本はドイツやスペイン相手にほとんどボールを持つことができませんでした。ほとんどの時間ボールを持たれてしまっていたわけです。それなのに日本が勝ったわけですから、これまでのサッカーの価値観を大きく変えるような衝撃を世界に与えることになりました。

 今、私は「それまでの価値観」と言いましたけれども、これを私たちは「伝統」という言い方をします。サッカーの場合、ボールを持った方が有利であるという考え方が以前からあったわけです。こういった伝統的な考え方というのは、サッカーだけではなく、様々な場面に出てくるとても大切なもので、そこには歴史性や民族性というような特徴が表れています。この伝統が重んじられるのは、やはりその習慣が意味を持っていて、とても大切なことなので、次の世代にもこの伝統といわれるものを受け継がせていきます。

 今日の聖書の中にも、一つの伝統的な習慣が出てきます。それは、生まれて来る子どもに、親や親類の名前にちなんだ名前をつけるという伝統です。これは、とても大切な事でした。たとえば、イスラエルは家族に割り当てられた土地を代々受け継いでいきます。そうすると、ある地域にはその家族でいつもきまった名前の所有者がいるわけで、つける名前を固定することで、その父がどこの誰でどこの土地の所有者かが分かったのです。そうすると、子どもの代に替わったとしても、親類や家族の中で同じ名前が付けられていますから、すぐにこの土地はどの一族の土地であるというようなことが分かりました。これは、イスラエルの民にとっては非常に重要な伝統だったのです。そして、それはザカリヤのような祭司でも同様でした。

 今みたいに、みんなが自由に名前をつけてよいということになると、この時代であればとても大変なことになったわけです。

 さて、ここで母エリサベツは、生まれたばかりの子どもの名前を「ヨハネ」にすると言います。お祝いに駆け付けた人たちは、あなたの親類にそんな名前はないと言います。そして、今度はザカリヤに尋ねます。すると、話すことのできなかったザカリヤまでもが、書き板に「ヨハネ」と書いたので「人々は驚いた」と記されています。

 なぜ、人々は驚いたのでしょう。ここを読むと、ザカリヤは話せなかっただけでなく、耳も聞こえなくなっていたことが記されています。それで、この夫婦はどうやって会話をしたのだろう。そのことに驚いたのだと考える人もあるようですが、問題はそこではありません。それこそ、書き板に書くことだってできるわけです。ここでの驚きは、「ヨハネ」と名付けることに、二人が確信を抱いていることに対する驚きです。このヨハネという名前をつけることの背後に、何かがあったのだのだということを、人々は悟ったのです。 (続きを読む…)

2022 年 12 月 11 日

・説教 ルカの福音書2章11-14節「クリスマスの心」田中啓介師

Filed under: ライブ配信,礼拝説教 — susumu @ 07:08

2022.12.11

田中啓介

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2022 年 12 月 4 日

・説教 ルカの福音書1章26-38節「恵みの告知」

Filed under: ライブ配信,礼拝説教,説教音声 — susumu @ 00:47

2022.12.04

鴨下直樹

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 今日の聖書箇所は、クリスマスの物語の中でも大変有名なところです。キリスト教美術の中でも、この箇所の場面を描いたものが最も多く、「受胎告知」と呼ばれています。御使いガブリエルが、一人の少女のところを訪ねて、「あなたから主イエス・キリストが生まれる」という告知をしたのです。

 このマリアにはいいなづけがいました。いいなづけはヨセフといいます。ですが、このルカの福音書にはヨセフのことは出てきません。あくまでも、マリアのことを描こうとしているのです。

 この時代、婚約をしている相手に、妊娠が発覚してしまいますと、婚約者が訴えれば石打ちの刑にされてしまいます。物語だけを読んでいますと、これはとても美しい出来事です。ですから、描かれている絵画も、美しく描かれているものが多いのですが、実際、このことが明らかになれば、マリアは夫となるヨセフに殺されてしまうという危機にあったのです。

 そのマリアの背景を、神はよくご存じだったはずです。そんなマリアに御使いガブリエルは神の恵みの告知をします。まず、28節にこう記されています。

御使いは入って来ると、マリアに言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたとともにおられます。」

 
 最初から御使いは神の恵みを語ります。神の恵みの使いとなってガブリエルはマリアに「おめでとう」と告げました。

 みなさんは「おめでとう!」という言葉を誰かに言う時、そこにどんな意図を込められますか?

 「退院おめでとう」「合格おめでとう」「誕生日おめでとう」「ご結婚おめでとう」いろんな場面で私たちはおめでとうという言葉を使います。この「おめでとう」というのは、何か嬉しいことがあった時に使う言葉です。そして、その多くの場合、その人が願っていることが実現してよかったですねという思いが、その言葉の中にはあるのだと思います。

 この言葉を言われたマリアは、この「おめでとう」という言葉に思い当たることが何もありませんでした。だから、困惑しました。
 29節にこう記されています。 (続きを読む…)

2022 年 12 月 1 日

今月の礼拝予定(2022年12月)

Filed under: 今月の礼拝予定 — susumu @ 00:48

12月4日 待降節第2主日

主日主題: 恵み
聖餐礼拝: 午前10時30分(ライブ配信)
聖書: ルカの福音書1章26-38節
説教:「恵みの告知」鴨下直樹牧師

礼拝後:誕生月の方への祈り、役員会

12月11日 待降節第3主日

主日主題: 栄光と平和
公同礼拝: 午前10時30分(ライブ配信)
聖書のお話:(DVD)
聖書: ルカの福音書2章11-14節
説教:「クリスマスの心」田中啓介師

礼拝後:礼拝準備会/月間予定確認会

12月18日 待降節第4主日

主日主題: 救いの計画
公同礼拝: 午前10時30分(ライブ配信)
聖書のお話:「インマヌエル」宮崎恵美子 
聖書: ルカの福音書1章57-80節
説教:「伝統を乗り越える神の御業」鴨下直樹牧師

12月24日 聖夜

燭火礼拝
聖書: ルカの福音書2章1-7節
説教:「居場所のない救い主」鴨下直樹牧師

12月25日 降誕節第1主日

クリスマス礼拝: 午前10時30分(ライブ配信)
聖書のお話:杉浦浩彦
聖書: ルカの福音書2章8-20節
説教:「恐れるな!」鴨下直樹牧師

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