2014 年 6 月 29 日

・説教 マタイの福音書6章25-34節 「空の鳥をよく見よ」

Filed under: 礼拝説教 — miki @ 19:52

本日は古川秀昭長老が説教をして下さいました。

2014 年 6 月 22 日

・説教 ヨハネの福音書4章43-52節 「しるしの信仰を突き抜けて」

Filed under: 礼拝説教 — miki @ 19:10

2014.6.22

鴨下 直樹

先週の金曜日の朝7時からワールドカップの第二戦、日本対ギリシャ戦をやっておりました。テレビにくぎ付けになりながら、一所懸命応援している私を妻が後ろから見て、こうつぶやきました。「あなた、まさか、日本が勝つようにお祈りしてないでしょうねぇ」と。

私の白熱した応援ぶりに、祈らずにはいられないような勢いを私から感じたのでしょう。けれども、私はおもわずおかしくて笑ってしまいました。「いくらなんでもそれはしない」と。ただ、その話を聞きながら、もう何年も前の2002年ワールドカップの時のことを思い起こしました。ドイツとブラジルの決勝戦の試合が始まる前に、ブラジルの選手たちがお祈りをしている姿がテレビに映し出されました。その後で、ドイツの選手にカメラが向けられますと、ドイツの選手の中でもそこで祈っている選手がおりました。その試合は、牧師の研修会で御代田にいた時、他の牧師たちとドイツ人の宣教師たちと一緒に見ておりましたので、その時の光景が私の頭の中に深く印象づけられました。その時、私はどっちの祈りを神様はきかれるんだろうかと、思ったものです。結果的にはその時ブラジルが勝ちまして、その時のゴールキーパーのオリバー・カーンがなんとも言えない悔しそうに一人ゴールにたたずむ映像がとても印象的でした。

日本を応援している私と違って、実際に試合をする選手たちにしてみれば、祈りたい心境になるのかもしれませんが、そういう祈りの不思議さといいますか、なんとも奇妙な気持ちは拭い去ることはできません。

私も、洗礼の準備のための学びの中で、祈りについて教えます。まず、何を祈ってもいいのだと教えます。どんなことでも、神様の御前に自分の心を注ぎだしたらいいと教えます。けれども、それと同時に、神様が祈りをかなえてくださるかどうかは、神様の問題なので、それで祈りを聞いて下さらなかったとしても、神様に不信感を持たないでくださいと教えます。

今日の聖書の箇所は、そのことと深く関わっている箇所です。今日のところはヨハネの福音書に記されている奇跡の出来事の二つ目です。場所はガリラヤのカナです。最初に婚礼の奇跡をおこなわれたのと同じ場所です。けれども、ヨハネはそれに先立って、主イエスはガリラヤに行かれたという記事と同時に、主イエスご自身が、「預言者は自分の故郷では尊ばれない」と言っておられたと、44節に書かれています。ところが、そのご自分の郷里であるガリラヤで人々は主イエスを歓迎したと続く45節に書かれていまして、そのガリラヤで役人の息子の病を癒されて、53節では「彼自身と彼の家の者がみな信じた」と書かれています。

そう読んでいきますと、気になることが出てきます。人は、主イエスが言われた「預言者は自分の故郷では尊ばれない」と言われたのはどういう意味なのかということです。もう一つは、ここまでの流れの中で、主イエスを「信じる」ということが、この役人の信仰をどう描いているのかということです。

はじめに、「預言者は自分の故郷では尊ばれない」という主イエスの言葉はどういう意味で書かれているのかということから考えてみたいと思います。 (続きを読む…)

2014 年 6 月 15 日

・説教 ヨハネの福音書4章27-42節 「収穫の喜び」

Filed under: 礼拝説教 — miki @ 20:12

2014.6.15

鴨下 直樹

先週の金曜日からサッカーのワールドカップが始まりました。しかも今ちょうどこの礼拝の時間に、日本の初戦で、コートジボワールとの試合が行われています。私は時間を見たときに、今朝の7時からだと勘違いしておりまして、ほっとしていたのですけれども、先週、礼拝中が試合時間だということに気づきまして、かなりがっかりしました。みなさんがご存じかどうかわかりませんが、私は大のサッカー好きです。今週も説教の準備をしながら、なかなか聖書に集中出来ませんでした。そもそも、礼拝に来る人はいるのだろうかと思ったくらいです。もちろん、みんながサッカー好きとは限りませんし、礼拝を大事にしておられるので、数名は来られていない方があるかもしれませんが、今日もこうしてともに礼拝をしております。

そこで、ひとつお願いがあります。礼拝中は携帯電話などで、試合の途中経過を見ないようにしてください。もちろん、神様に心を向けてほしいからですけれども、誰かが少しでも礼拝中にニヤリとしたり、あるいは、絶望的な顔をしている方がありますと、私も気になって仕方がなくなってしまいますので、よろしくお願いします。そして、礼拝が終わっても、私に結果を教えないでください。後で録画を見る楽しみがなくなりますので。やはり、ひとづてに試合結果を聞くよりも、自分でどきどきしながら見たほうが面白いと思うのです。まず、このことを話しておくと、私も安心してみ言葉に集中することができます。

さて、今日の聖書は、先週から続いておりますサマリヤの女と主イエスとの対話の残りの部分です。今日のところも、内容は前回のところの続きですから、その流れを少し頭に覚えておいていただくと、今日の部分がより理解しやすいと思います。

主イエスは、当時ユダヤ人たちが関わることを避けていたサマリヤ人の女に、水を飲ませてくださいと対話を始められました。そして、この女性の心の渇きに気付かさせられました。昼間に、誰にも会わないように井戸に出てきたこの人は、主イエスとの対話の中で、自分が本当に求めていたものに気付かされました。つまり、自分のことを本当に理解してくださるお方であるお方、主イエス・キリストとお会いしたのです。

今日のところは、その後の出来事です。 (続きを読む…)

2014 年 6 月 8 日

・説教 ヨハネの福音書4章1-26節 「主イエスとの対話」

Filed under: 礼拝説教 — miki @ 19:22

2014.6.8

鴨下 直樹

先週の月曜日にJEAの総会に出席してまいりました。JEAというのは日本福音同盟と言いまして、日本の福音派と呼ばれる教会の交わりがあります。この福音派の教会の各教団の代表者が集まりまして、毎年総会を行います。この期間に、色々な教派の牧師たちと食事の時や会議の間に対話をする機会があり、とても楽しい三日間を過ごしてまいりました。毎回の食事の度に初めてお会いする先生方とお話をします。どこから来られましたか。どういう教団ですか。特に、みな牧師たちですから、もう長い友人であったかのように話し込みます。時々、あまりにも仲が良いので、もうだいぶ前からの知り合いなのですか?と尋ねますと、いいえ、昨日の昼に一緒に食事をしましたという返事が返ってくるのです。

この教会でも先日も55プラスという集会がありました。私は参加しておりませんけれども、賑やかな声が私の部屋まで聞こえてきます。多くの人が、心を開いて話をしたいという願いをもっているのだということが良く分かります。

今日の聖書は、主イエスとサマリヤの女が対話をしているところです。とても、長い対話です。今日は26節で切りましたけれども、まだまだ対話は続いていて38節まで続いているのです。私の手元にあるいくつかの説教集を見てみますと、1節から38節までのこの部分から4回から5回の説教をしています。何回にも分けたくなるほど、豊かな内容があるのです。

1節から4節の部分は、前回の3章の終わりのところのバプテスマのヨハネの弟子たちとヨハネの出来事が記されておりましたが、主イエスがバプテスマを授けておられたことが、パリサイ人の耳に入ったので、主イエスはまたガリラヤへ、つまりまたご自分の故郷の方へ足を向けられました。そこに行く途中、サマリヤというところを通らなければならなかったとこの4章の冒頭に記されておりまして、このサマリヤの女との対話の場面設定がなされています。地理的な都合であったのか、あるいはヨハネの福音書の内容的な都合であったのか、さまざまな意見がありますけれども、いずれにしても、主イエスはサマリヤの町を通って行かれます。

そこで、どうしてもこのサマリヤという土地のことをあらかじめ少し説明しておく必要があります。 (続きを読む…)

2014 年 6 月 1 日

・説教 ヨハネの福音書3章31-36節 「神の言葉を語られる方」

Filed under: 礼拝説教 — miki @ 20:02

2014.6.1

鴨下 直樹

先週の月曜日から火曜日まで岐阜県キリスト教連合会の総会が高山の古川教会で行われました。岐阜県のすべての教会、カトリックから日本基督教団、ルーテル教会、ペンテコステ派、福音派の教会すべての教会が協力をして、岐阜県にある二つの教会に教誨師を送っております。そのための総会が行われました。大変楽しい二日間を過ごしました。そこで、ともに何度か聖書から福音を聞くときがあったのですが、一人の先生が、各自の聖書で構わないのでみんなで聖書を輪読していきましょうと言いました。それで、それぞれ新改訳、新共同訳、文語訳、口語訳の聖書をばらばらに読みました。一体、何を読んだのだろうというほど不思議な時間でしたけれども、興味深い経験となりました。

みなさんがご自分で聖書をお読みになるときに、他の聖書と比べながら読むということをされることがあるでしょうか。今日、私たちに与えられています聖書は、短い箇所ですけれども、実に様々な議論がなされるところです。他の聖書と読み比べてみますと気が付くことなのですが、今日の箇所は特に、この新改訳聖書では鉤かっこの中にいれていません。というのは、他の聖書では鉤かっこがついて書かれている聖書がたくさんあるのです。つまり、それはどういうことかと言いますと、新改訳聖書の場合は、今日のこの部分は洗礼者ヨハネの言葉ではないと理解しているということです。けれども、新共同訳聖書をお持ちの方は、この部分は鉤かっこでくくられております。この部分はヨハネの言葉だと理解しているからです。そのほか、ドイツ語の聖書もほとんどこの部分はヨハネの言葉だと理解しています。

なぜ、こんな少し小難しい話から始めたのかと言いますと、 (続きを読む…)

今月の礼拝予定(2014年6月)

Filed under: 今月の礼拝予定 — susumu @ 16:23

6月1日 復活後第六主日

主日主題: エクサウディ 聞いて下さい
聖書: ヨハネの福音書3章31-36節
説教:「神の言葉を語られるお方」 鴨下直樹牧師
聖餐式

午後:各部会、ゴスペルカフェ&バザー、聖歌隊練習(14:00~)

6月8日 聖霊降臨祭

主日主題: ペンテコステ
聖書: ヨハネの福音書4章1-26節
説教:「主イエスとの対話」 鴨下直樹牧師

午後:役員会

6月15日 三位一体祭

主日主題: 救い
聖書: ヨハネの福音書4章27-42節
説教:「収穫の喜び」 鴨下直樹牧師

午後:月間予定確認会、礼拝準備会、キリスト教美術講座(14:00~)

6月22日 三位一体後第一主日

主日主題: 信仰
聖書: ヨハネの福音書4章43-52節
説教:「しるしの信仰を突き抜けて」 鴨下直樹牧師

午後:福祉の集い(14時30分~岩倉教会)

6月29日 三位一体後第二主日

主日主題: 喜び
聖書:
説教:古川長老

午後:女性会、聖歌隊練習(14:00~)、手話講座(15:00~)

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