2016 年 12 月 28 日

今月の礼拝予定(2017年1月)

Filed under: 今月の礼拝予定 — susumu @ 11:44

1月1日 新年(命名祭)

主日主題: 新年
聖餐式礼拝: 午前10時30分
聖書: エゼキエル書36章26節
説教:「新しい心、新しい霊」 鴨下直樹牧師
子ども:合同
聖餐式

午後:伝道プロジェクト集会

1月8日 降誕後第二主日

主日主題: 光
公同礼拝: 午前10時30分
聖書: 詩篇27篇
説教:「主は私の光」 鴨下直樹牧師
子ども:「イエス、子どもたちを祝福する」鴨下愛

午後:役員会、聖歌隊練習

1月15日 降誕後第三主日

主日主題: 恵み
公同礼拝: 午前10時30分
聖書: 詩篇36篇
説教:「あなたの恵みは天にあり」 鴨下直樹牧師
子ども:「イエス、弟子たちに祈ることを教える」鴨下愛

午後:餅つき愛餐会、手話講座

1月22日 降誕後第四主日

主日主題: 和解
公同礼拝: 午前10時30分
聖書: 詩篇37篇
説教:「悪を行なう者に腹を立てるな」 鴨下直樹牧師
子ども:「種まく人のたとえ」村上進

午後:女性会、可児教会との長老会

1月29日 降誕後第五主日

主日主題: 信頼
合同礼拝: 午前10時30分
聖書: 詩篇42篇
説教:「谷川を慕う鹿のように」 鴨下直樹牧師
子ども:「情け知らずのしもべ」鴨下愛

午後:他教会との長老会、聖歌隊練習

2016 年 12 月 25 日

・説教 マタイの福音書2章1-12節「クリスマスの贈り物」

Filed under: 礼拝説教 — susumu @ 15:31

 

2016.12.25

鴨下 直樹

 
 クリスマスおめでとうございます!今日はクリスマスです。主イエスのお誕生をお祝いする日です。今朝は、この礼拝に何人かの子供たちも一緒に集っています。私が想像するに、子どもたちの何人かは、きっと今、心ここにあらずだと思うのです。今朝、クリスマスのプレゼントを頂いて、頭の中はそのことでいっぱいになっていると思うのです。プレゼントを頂くというのはとても嬉しいものです。

 クリスマスに、私たちは互いにプレゼントを贈り合います。プレゼントを贈るときには相手に何が喜ばれるかをまず考える事でしょう。そのこと自体がまず愛のなせる業と言ってもいいかもしれません。子どもを喜ばせたい。プレゼントを贈る人に喜んでほしい。それは、あわただしい毎日の中に彩りを添えることになるのです。自分自身にも、そしてプレゼントを贈る相手にもです。だからきっと、このクリスマスの季節に、たとえ出費がかさむとしても、みな喜んでプレゼントを贈り合うのでしょう。

 その人が欲しいものを考える。相手が喜ぶことを考える。その時に必要なのは想像力です。かつて、ある哲学者が「愛することは想像力を持つことである」と言いました。相手のために何が必要か考える。私たちの贈り合うクリスマスのプレゼントにはそうした愛が詰まっているわけです。

 クリスマスの贈り物。聖書に記されているのは東方の博士たちがクリスマスにお生まれになられた御子イエスに贈った贈り物です。この博士たちは東の国で、新しい王が生まれたという星を見つけて、お祝いに駆けつけたのです。はじめに当時ローマ帝国のもとガリラヤ地方の領主であったヘロデ王を訪れます。

 このヘロデは大きな建築物を造らせて、エルサレムの神殿も再建しているまさに「大王」として知られた王でした。ですから博士たちは、そのヘロデ大王に贈っても恥ずかしくないものとして「贈り物」を準備したはずです。ところが、ヘロデ大王はユダヤに新しい王が生まれたという事実を知りませんでした。ヘロデは文献を調べさせると旧約聖書ミカ書5章2節の言葉を発見します。それが、この6節に記されています。「ベツレヘムからイスラエルを治める支配者がでる」。博士たちはその知らせを聞いて、ベツレヘムを訪ねるのです。
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2016 年 12 月 18 日

・説教 詩篇25篇「慈しみ深い主」

Filed under: 礼拝説教 — susumu @ 15:20

 

2016.12.18

鴨下 直樹

 
 今、司式者の読まれたこの詩篇をお聞きになって、少し重苦しい言葉が並んでいるとお感じになられたかもしれません。あるいは、内容が少し難しいと感じられたかもしれません。けれども、同時にいくつもの言葉が心にとまったのではないでしょうか。実は、この詩篇はアルファアベットの詩篇という、とても変わった形式で書かれています。各節の冒頭の言葉をアルファベット順に並べて書き記しているわけです。そうしますと、当然、表現できる内容というのは非常に限定された言葉遣いを選び取らなくてはなりません。けれども、読んでみて気づくのは、とても限られた言葉を選んで書き記しているとは感じさせないほど豊かな祈りとなっています。

 この詩篇は全体としてはとても重苦しい内容になっています。このような詩篇を嘆きの詩篇と言います。また表題に「ダビデによる」とあります。この詩の祈り手がダビデであることをよく表している詩篇だと言えます。というのは、この祈り手は、「敵」に苦しめられて「道」を探し求めているからです。ダビデは常に敵のただ中で生きた人だと言えます。

 この詩篇はこういう祈りの言葉ではじまります。

主よ。私のたましいは、あなたを仰いでいます。

1節です。今、年末を迎えています。年末というのは、一年間を振り返る時です。一年間、それぞれの歩みがどのように支えられて来たか。そうすると、色々なことに気が付きます。その時は気が付かなくても、ああ、ここでも、ここでも主が私たちの一年の生活を支えてくださって、ここまで歩んで来られたのだということに目が留まります。その時、天を仰いで、主に祈るのです。

 エルンスト・バルラハというドイツの彫刻家がいます。素朴でありながら力強い作品をつくる彫刻家です。このバルラハの作品に「ベットラー(Bettler auf Krücken)」という作品があります。日本語にすると「杖をついた乞食」という名前でしょうか。両腕に松葉づえを抱えながら上を向いている男の作品です。私はドイツの色々なまちでこの作品をみました。すくなくとも4箇所、それぞれまったく違う場所でみました。いたるところで見かけるという事は、多くの人々に愛されている作品だということです。その多くはレプリカなのだそうです。この作品をみるとすぐに思い出すのは宗教改革者ルターの言葉で「私は乞食である、それは確かなことである」というものです。自分には何もない、何も持たない者であっても神を仰ぐことはできる。そして、神を仰ぐことこそが、人間に求められていることだと言っていいと思うのです。 (続きを読む…)

2016 年 12 月 11 日

・説教 詩篇85篇「恵みとまことは互いに出会い」

Filed under: 礼拝説教 — susumu @ 15:54

 

2016.12.11

鴨下 直樹

 
 「思ってたんとちがう」朝のNHKの子ども番組の時間にそんなコーナーがありました。ふだんあたりまえに思い込んでいるものが、全然違うものだったという短いコーナーの映像番組です。薬だと思ってみていたら実はネジだったとか、そんな映像です。私たちの生活にも、時々そういったことが起こります。おいしそうだと思って買ったケーキが、思っていたほどではなかった。そんな程度のことは毎日のことなのかもしれません。けれども、もっと大切なこと、たとえば会社に勤めるとか、あるいは、結婚するというようなことになると、まぁ思っていたのと違うけれども仕方がないとはいきません。それで、そういう人選の大事な選択をする場合には、よく見極めて、よく考えて、ある程度大丈夫かどうかを知りたいと思うわけです。

 今日の詩篇の背景にはバビロン捕囚の帰還というこれまで、ここでも何度もお話して来た背景があります。バビロン帝国に支配されながら、新しくペルシャの王になったキュロスという王さまは、イスラエルの民が自分たちの母国に帰ることを許可します。それで、イスラエルの人々はこの神様の取り扱いに、非常に喜んで希望をもって故郷に帰ってきたのです。

 この詩篇の冒頭の1節から3節にはそのこと記されています。

主よ。あなたは御国に恵みを施し、ヤコブの捕らわれ人を、お返しになりました。

と1節にあります。ヤコブの捕らわれ人というのは、イスラエル人たちのことです。こうして、自分たちの国に帰って来た。それは、本当に大きな喜びと希望を胸に抱えてのことだったと思います。2節にこう続きます。

あなたは、み民の咎を赦し、彼らをすべての罪を、おおわれました。

ここに、主の行われた救いの御業が語られています。主はこれまで神に逆らい続け、ついには神に裁かれてバビロンの手に落ちてしまったイスラエルの罪をお許しくださったとあります。特に、興味深いのはこの2節の後半に記されている「彼らのすべての罪を、おおわれました」という言葉です。この「覆う」という言葉はカバーするという言葉です。
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2016 年 12 月 4 日

・説教 詩篇96篇「確かに主は来られる」

Filed under: 礼拝説教 — susumu @ 18:02

 

2016.12.4

鴨下 直樹

 
 先週、私たちの教団の総会が行われました。今回の教団総会で話し合われたのは、教団のシステムの見直しについてです。これまで、私たちの同盟福音キリスト教会が60年間にわたって同じ規則のもとで宣教をし続けて来ました。けれども、教会の数が少なかった時にはうまく機能していても、時間の流れにより教会数の増加に伴って同じ規則で進み続けることは難しくなってきてしまいました。ご存知のように、私たちの教会は包括法人という形態をとっています。多くの教会のように、それぞれの教会が宗教法人格を持っている独立した教会ではなく、私たちは26の教会で一つの教会であるという考え方をしています。これは、私たちの教会の特徴ともいえるのですが、みんなでとにかく協力して支えあっていく教会ということが強調されてきたわけです。そのために、新しい開拓教会がはじまれば、教団の教会全体でトラクト配布の応援に行ったり、あるいは、どこかの教会が経済的に厳しくなれば、まわりの教会が援助するという形で、教会形成がなされてきました。そのためには、共通の教会理解が必要ですし、他の教会とともに成長していくということが念頭におかれていました。それは、本当に素晴らしい考え方ですし、これからも、その良い部分は残し続けていきたいと考えています。

 けれども、時代が進むとともに大きな組織は小回りが利かず、何か小さな問題が起こっても全体で話し合って決めて行かなければなりませんので、小さなことをきめるのにも時間がかかってしまいます。また、ここ数年、それぞれの教会の伝道が難しくなっています。教会に新しい人が繋がりにくくなり、それにともなって財政的に厳しい教会も少なくありません。

 ではどうすればいいかということになるわけですが、これは、それぞれの教会が宣教していくという当たり前のことに力を入れることができるようするシステムをもう一度作り直すことが必要です。教団全体行事のために使う時間をできるだけ簡素化して、それぞれの地域にたてられている教会がもう一度積極的に伝道することができるように変わらなければなりません。それで、今回の総会で「宣教ネットワーク制」というシステムに変えていこうということが決められたわけです。そして、近隣の2つ3つくらいの教会で協力しあいながら、それぞれの地域に伝道することができるようにするシステムに変えることが、この総会で決議されました。私たちの芥見教会は、可児教会と群馬県にある下仁田教会とが同じグループということになりました。この三つの教会で人の交流を盛んにしながら、それぞれの教会に集っておられる方々が積極的にその人の賜物や能力を発揮して、伝道のためにお互いにより協力できるようにと願ってのことです。もちろん、これから、どうなるかはまだ誰にも分かりませんが、新しく変えられるシステムに期待しつつ、歩んでいきたいと願います。

 少し前置きが長くなりましたが、この詩篇も、イスラエルがこれから新しい時代に移るところで、主に新しい期待をもって作られた詩篇です。以前詩篇の第98篇から説教をしましたが、今日の詩篇96篇も98篇と非常に内容が似ているところです。70人訳聖書というすでに紀元前二世紀ごろに訳された旧約聖書のギリシャ語翻訳聖書があります。これは、翻訳された旧約聖書の最も古いものとして知られていますが、この聖書は私たちが使っている旧約聖書とは少し異なる部分があります。そのおかげで少しその時代にどう読まれていたかということが分かるわけです。この70人訳聖書の詩篇第96篇には表題が付けられています。そこには、「捕囚の後、家が建てられた時、ダビデの歌」と書かれているのです。つまり、この詩篇はイスラエルの民がバビロン捕囚を経験して、その後、エルサレムに神殿が建てられた時の歌だと説明されているわけです。
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2016 年 12 月 1 日

今月の礼拝予定(2016年12月)

Filed under: 今月の礼拝予定 — susumu @ 08:00

12月4日 待降節第二主日

主日主題: 新しい歌
聖餐式礼拝: 午前10時30分
聖書: 詩篇96篇
説教:「確かに主は来られる」 鴨下直樹牧師
子ども:「み使いの賛歌」鴨下愛
聖餐式

午後:役員会、聖歌隊練習

12月11日 待降節第三主日

主日主題: めぐみとまこと
公同礼拝: 午前10時30分
聖書: 詩篇85篇
説教:「恵みとまことは互いに出会い」 鴨下直樹牧師
子ども:「博士たちの贈り物」村上進

午後:礼拝準備会・月間予定確認会、聖歌隊練習、手話講座(15:00~)

12月18日 待降節第四主日

主日主題: 慈しみ
公同礼拝: 午前10時30分
聖書: 詩篇25篇
説教:「慈しみ深い主」 鴨下直樹牧師
子ども:「シメオンの賛歌」河合和世

午後:聖歌隊練習

12月24日(土) 聖夜

燭火礼拝: 午後19時30分
聖書:イザヤ書40章1-2節
説教:マレーネ師

12月25日 降誕日

主日主題: 降誕
合同礼拝: 午前10時30分
聖書: マタイの福音書2章1-12節
説教:「クリスマスの贈り物」 鴨下直樹牧師
子ども:(合同)

午後:クリスマス祝会(皆さんで)

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