・説教 「幸いな道」 詩篇1篇
鴨下直樹
昨日、JさんとMさんの結婚式が行われました。今年の4月頃からだったでしょうか、お二人はこの芥見教会に来られるようになり、11月に結婚の予定で新しい教会を探しているということでした。それ以来この芥見教会にお二人で礼拝に出席されて、昨日無事に結婚式を行うことができました。本当に、昨日のお二人の姿は幸せそうだと、出席された方みんなが思われたのではないかと思います。
今日の説教題は「幸いな道」といたしました。「幸いな道を歩む人」、「幸せな人」というのはどういう人のことだろうかと考えてみますと、結婚する花嫁と花婿のようだと、誰もが思われるのではないでしょうか。もちろん、生涯を共にする人と出会うこと、そして、結婚することは本当に幸いなことです。このふたりは、生涯を、喜びも悲しみも共にするのです。そして、昨日の結婚式でも説教いたしましたけれども、ふたりは指輪の交換と共に御言葉をそこに刻んで贈りあいました。とてもいいことだと思います。どんな時にもこの御言葉がお互いを支えるようにという願いを込めて贈った聖書の言葉でした。
この二人を支えているのが、御言葉を中心にして自分たちは生きていくのだという覚悟です。そして、今日の聖書が私たちに語るのも全く同じです。私たちの人生が、御言葉を中心として築き上げられていくなら幸いな道を歩むことができるというのです。
この詩篇第1篇は、詩篇150篇全体の序文ともいうべき内容で、この最初に置かれているに、もっともふさわしい詩篇の箇所だと言えます。この詩篇は二つの道と題をつけることができるほど、「幸いな道」と「悪者の歩む道」という二つの異なった生き方の違いがうたわれています。 (続きを読む…)