・説教 ピリピ人への手紙3章12-16節 「目標を目指して一心に」
2013.9.8
鴨下 直樹
今年、私たちの教会ではホスピスの働きを長年しておられる柏木哲夫先生をお招きして、特別講演会を予定しています。そのために、先週の祈祷会で、柏木先生の書かれた本を一緒に読む読書会をいたしました。ずいぶん前に書かれたものですけれども、『生と死を支える』というタイトルで今から三十年ほど前に書かれたものです。この本は古い本なのですが、柏木先生がしておられたホスピスの働きと、その働きの中で信仰のもつ役割を明確に書いた部分が紹介されております。
その本を祈祷会に出席しておられる方々と一緒に読んだ後で、みなさんと少し自由に話し合いの時を持ちました。そこでは、どのように自分は家族の死を看取って来たのかという話にどうしてもなります。教会でこういう語り合いの時をもつことができることは、とても大事なことだと改めて考えさせられました。みなさんと一緒にお読みした柏木先生の本の、ちょうど読んだ冒頭の部分にこんな言葉があります。すこし長い文章ですけれども、紹介したいと思います。 (続きを読む…)
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