2009 年 11 月 29 日

・説教 「系図に示されし神の御計画」 マタイの福音書1章1節-17節

Filed under: 礼拝説教 — miki @ 09:35

鴨下直樹

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 今週から教会歴でアドヴェントを迎えました。待降節とも言います。主イエス・キリストの御降誕を待ち望む季節を迎えたのです。このアドヴェントと言いますのは、教会の暦では一年の初めになります。それで今朝はアドヴェントの蝋燭の一本目に火が灯りましたし、タペストリーも紫色に変わりました。このアドヴェントの季節には「待つ」ということを表す紫色を使うのです。教会の暦では一年の最初の日になります。新しい年を迎えて最初にすることは、キリストがおいでになることを待ち望むことだと、教会では長い歴史の間、そのように覚えてきたのです。それは、主イエスがクリスマスにお生まれになったように、もう一度この地においでになる日を待ち望む信仰を忘れないようにしようということでもあります。

 このアドヴェントから、私たちの教会では共にマタイの福音書から新しく御言葉を聞き続けていこうとしているのです。マタイの福音書は「アブラハムの子孫、ダビデの子孫、イエス・キリストの系図」という言葉で始まります。この「系図」とされている言葉ですが、これは少し面白い言葉で書かれております。 (続きを読む…)

2009 年 11 月 22 日

・説教 「幸いな道」 詩篇1篇

Filed under: 礼拝説教 — miki @ 12:01

鴨下直樹

昨日、JさんとMさんの結婚式が行われました。今年の4月頃からだったでしょうか、お二人はこの芥見教会に来られるようになり、11月に結婚の予定で新しい教会を探しているということでした。それ以来この芥見教会にお二人で礼拝に出席されて、昨日無事に結婚式を行うことができました。本当に、昨日のお二人の姿は幸せそうだと、出席された方みんなが思われたのではないかと思います。

今日の説教題は「幸いな道」といたしました。「幸いな道を歩む人」、「幸せな人」というのはどういう人のことだろうかと考えてみますと、結婚する花嫁と花婿のようだと、誰もが思われるのではないでしょうか。もちろん、生涯を共にする人と出会うこと、そして、結婚することは本当に幸いなことです。このふたりは、生涯を、喜びも悲しみも共にするのです。そして、昨日の結婚式でも説教いたしましたけれども、ふたりは指輪の交換と共に御言葉をそこに刻んで贈りあいました。とてもいいことだと思います。どんな時にもこの御言葉がお互いを支えるようにという願いを込めて贈った聖書の言葉でした。

この二人を支えているのが、御言葉を中心にして自分たちは生きていくのだという覚悟です。そして、今日の聖書が私たちに語るのも全く同じです。私たちの人生が、御言葉を中心として築き上げられていくなら幸いな道を歩むことができるというのです。

この詩篇第1篇は、詩篇150篇全体の序文ともいうべき内容で、この最初に置かれているに、もっともふさわしい詩篇の箇所だと言えます。この詩篇は二つの道と題をつけることができるほど、「幸いな道」と「悪者の歩む道」という二つの異なった生き方の違いがうたわれています。 (続きを読む…)

2009 年 11 月 15 日

・説教 「神を待ち望め」 詩篇42篇、43篇

Filed under: 礼拝説教 — miki @ 22:42

本日は、子ども祝福礼拝でした。

鴨下直樹

今日は先ほど、子どもの祝福の祈りをいたしました。芥見教会では毎年この季節になりますと、子どもの祝福を祈る礼拝をしています。そのためにこの礼拝には子どもたちの姿がいつも以上に見られます。

この子どもの祝福礼拝で共に聞きたいと思った御言葉がこの詩篇第42篇と43篇です。この詩篇は本来二篇が一つの詩篇であったと考えられています。ここには三度にわたって「神を待ち望め」という言葉が繰り返されています。今日、私がこの礼拝にお集いになったみなさんに知ってほしいことは、この言葉に尽きるのです。神に期待し続ける心を、いつまでも忘れないでいただきたいということです。

先週の金曜日、はじめて山田さんのお宅で家庭集会をいたしました。その集会の最初に山田さんは「家の教会というものを大事にしていきたい」と言われました。それぞれの所に立てられている家は、主の教会であるということを忘れないでいたいということです。パウロの伝道も、多くはそれぞれの家庭を教会としてきました。ですから、言ってみれば各家庭が教会であるという理解は、教会が誕生した時の最初の姿であったということができます。それぞれの家庭の中で、主が働いておられるということを覚えることは本当に大事なことです。家庭のなかで主に期待する心が常に育っていくからです。 (続きを読む…)

2009 年 11 月 8 日

・説教 「言葉にならないものを聞き、見えないものを見る信仰」 詩篇19篇

Filed under: 礼拝説教 — miki @ 21:25

鴨下直樹

⇒ 音声を聞く(MP3)

 昨日のことです。毎月第一土曜日には、教会で「ぶどうの木」という句会が行われています。昨日は牧師をしておりました私の父である鴨下わたるも参加いたしまして、短く御言葉から説教をいたしました。「見えないものと、見えること」という題で、ヘブル書11章1節の「信仰は望んでいる事がらを保証し、目に見えないものを確信させるものです。」と、3節の「信仰によって、私たちは、この世界が神のことばで造られたことを悟り、したがって、見えるものが目に見えるものからできたのではないことを悟るのです。」という御言葉から話されました。その句会で、江崎成則(しげのり)先生という名古屋から指導に来てくださっておられる方が、この説教を聞いたあとに、興味深い話をしてくださいました。「いま、信仰は見えないものを見ることだと話をしてくださったけれども、俳句でもまったく同じことで、句に詠まれた、見えないものをいかに詠むかということが、私には一番興味のあるところだ」と言われたのです。句の中で全部を語ってしまわないで、そこにある見えないものを詠むことが俳句の楽しみということなのでしょう。私はこの江崎先生のお話を聞きながら、まさに今日の詩篇を読む楽しみもそこにあると思わされました。

 

 この詩篇19篇は詩篇の中でも良く知られた箇所です。特に、最初の1節の言葉に、多くの人が心惹かれるようです。 (続きを読む…)

2009 年 11 月 3 日

新会堂3周年感謝祭のお知らせ!!

Filed under: お知らせ,イベント — miki @ 10:00

 

どなたでもどうぞ☆

どなたでもどうぞ☆

11月3日(火・祝日)

午前の部 10:30~12:00

午後の部 13:30~15:00

芥見キリスト教会で「新会堂3周年感謝祭」を開催します!!

 

《全て無料》

昔懐かしい唱歌(もみじ、赤とんぼなど)や賛美歌をみんなで唱う会♪

おいしい手作りケーキやコーヒー・紅茶を満喫できるカフェコーナー

エプロンのあちこちからお人形が出てくるエプロンシアター(もちろん全て手作り☆)

パッチワークや俳句などを展示したコーナー

イベント盛りだくさん!!

 

どなたでも自由にお越し下さい☆お子様も大歓迎!!

→ちらし(pdfファイル)はこちら

2009 年 11 月 1 日

・説教 「羊飼いなる主イエス」 詩篇23篇

Filed under: 礼拝説教 — miki @ 10:55

鴨下直樹

 この朝は召天者記念礼拝です。この日は教会の暦では昔から「諸聖徒の日」と言ってきました。特にカトリック教会の伝統ということになりますが、それぞれの日には聖何々の日というのが一年の間全ての日に定められています。この日には、それぞれの聖人の亡くなった日を祝うという習慣があります。その中でも有名なのは、聖バレンタインの日であるとか、聖ニコラウスの日というのがあります。この聖ニコラウスの日というのは、一般ではサンタクロースの日と言われている日で、これは12月25日と考えられているようですけれども、本当は12月6日だったと思います。

 私がドイツの神学校におりました時に、毎年この日になりますと、聖ニコラウスの祭りを神学生たちと共にお祝い致しました。学生たちは夕食を食べ終わった頃ぞろぞろと寮から出てきまして、みんなの手には「ファッケル」と呼ばれる「たいまつ」を持って、神学校の教授や先生たちの家を訪ねます。そこで、聖ニコラウスの歌をみんなで歌いますと、先生たちが学生たちにお菓子などを渡してくれるのです。本当は子どもの習慣なんですけれども、学生も先生たちもこの日になりますと本当に楽しんでいました。

 そのように、古くからある教会の暦では、毎日が誰かの聖人の日として割り当てられておりました。けれどもあまりにも多くなってしまったということもあって、「全聖徒の日」としてまとめてお祝いしようということになりました。そしてこの日が「諸聖徒の日」と呼ばれるようになったのです。

 少し余談になりますけれども、昨日はハロウィンと呼ばれる日でした。これも、本当はお化けのようなカボチャを飾る祝いの日ではありません。 (続きを読む…)

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