2014 年 12 月 28 日

・説教 ガラテヤ2章20-21節 「パウロの生涯に示された神の恵み」

Filed under: 礼拝説教 — miki @ 21:42

本日は舛田忠興執事が礼拝説教で奨励をして下さいました。

2014 年 12 月 21 日

・説教 ヨハネの福音書8章12-20節 「いのちの光」

Filed under: 礼拝説教 — miki @ 14:14

2014.12.21

クリスマス礼拝説教

鴨下 直樹

先ほど洗礼入会式が行われ、今朝洗礼を受けられたIさんの証を聞きました。Iさんは今中学三年生です。学校でのこと、そこで思い悩んできたこと、苦しんできたこと、そして信仰がその生活の支えとなったことを証ししてくれました。ある方が本の中で書いておりましたけれども、中学生というのは人生の中で最も厳しい時期です。誰もがこの時期の厳しさを経験されてきたと思います。それまでの人生経験も、考え方もまだ大人になるための途中の段階で、身に降りかかってくることはそれゆえに難しい時期を過ごさなければなりません。同級生もまた大人としてふるまうことが出来ないのです。みんなが同じ弱さを持ちながら、けれども、ひとりひとり成長の度合いも違います。一人一人の環境も違うために起こる問題というのもあります。大人になる間に忘れていってしまうのですが、それはとても厳しい時期です。Iさんは高校を山形にある基督教独立学園に入学することが決まっていますが、高校の入学試験の面接の時に、校長先生から「そういう厳しい経験をしながら、君は神様を恨まなかったのか」と尋ねられたのだそうです。すると、「そういう風に考えたことはありません。私はそこから教えられたこともたくさんあるのです」と答えたのだそうで、その答えに先生も驚かれたのだそうです。私はその話を聞きながら、見事な信仰の言葉だと思いました。自分の抱えている困難を、ただ、辛かったのだ、苦しかったのだと嘆くのではなくて、そこから気付いたこと、教えられたこともある、それは私にとって悪いことばかりとは言えないと明確に答えることができる。まさに、そこに神様の支えがあったのだと思わざるを得ないのです。

今日の聖書の箇所は、主イエスが「わたしは世の光です」と宣言なさったところです。人生にはさまざまな闇が存在します。学生の時、仕事をしている時、家族の中にいる時でさえ、人は闇を抱えています。誰にも話すことのできない悲しみがあります。孤独の闇があります。理解してもらえない闇もあれば、人を傷つけてしまったという闇もあるのです。

今日はクリスマスです。クリスマスの喜びを共に覚えながら礼拝の時を持ち、また、先ほど洗礼入会式をいたしました。クリスマスは、闇の世界に光が灯されたことを祝う時です。そして、まさに、ヨハネの福音書のみ言葉を順番に聞き続けてきながら、この朝、主イエスの言葉、「わたしは世の光です」という言葉を私たちは聞いているのです。闇の世界に、主イエスによって光がもたらされた。これがクリスマスの喜び、すべての闇を感じている人にもたらされた喜びの光なのです。 (続きを読む…)

2014 年 12 月 14 日

・説教 ヨハネの福音書7章53-8章11節 「主イエスへの挑戦」

Filed under: 礼拝説教 — miki @ 19:01

2014.12.14

鴨下 直樹

先ほど司式者が読みました今日の聖書の箇所をお読みになりながら、みなさん、少し不思議な思いを抱かれたのではないかと思います。今日の聖書の箇所は鉤かっこでくくられているのです。これは何だろうと思いながら、読まれる聖書に目を留められたのではないかと思います。これには少し説明が必要だと思いますので、最初にそのことをお話しします。

私は名古屋にあります東海聖書神学塾で新約聖書緒論という授業を受け持っています。そこで、最初に新約聖書の成り立ちについて教えるのですけれども、聖書は沢山の写本が発見されていますが、一つもオリジナルの聖書は発見されておりません。発見された写本の古いものでも約四世紀に書かれたものです。写本といいますのは、昔は印刷技術がありませんでしたから、大切な書物は書き写して広まっていきます。あるいは、何度も読んでいるうちにボロボロになってしまいますので、何人もの写字生と呼ばれる人が書き移すわけです。そうしますと、少しずつですけれども誤字や、後でわかったことを書き加えていったりしまうので、全く同じ写本というものも存在しないわけです。それで、聖書の研究科はできるかぎり聖書のオリジナルに近いものを見つける作業をいたします。そこで、発見された数々の写本を比較しながら、より古い時代の写本に書かれたものがオリジナルに近いだろうということで、「本文」(ほんもん)を確定していく作業をします。これを本文批評といいます。

そういう聖書研究の結果、今日の箇所は古い代表的な写本には入れられていないので、これはヨハネの福音書には最初は書かれていなくて、後の時代になって書き足らされたものであることがはっきりしてきたのです。それで、この箇所は他の聖書の箇所と同じように扱うことはできないのではないかと考えて、鉤かっこの中に入れられるようになったわけです。ですが、もうこの箇所は長い間、ヨハネの福音書として親しまれてきました。そして、この箇所をヨハネの福音書に残しておくか、外すべきかということをその後の教会会議で決定いたしまして、聖書の中にそのまま残されることになったのです。

今日の聖書の内容はそれほど複雑な話ではありません。姦淫の罪の犯した女が連れてこられます。旧約聖書のレビ記20章10節にこういう戒めがあります。 (続きを読む…)

2014 年 12 月 7 日

・説教 ヨハネの福音書7章40-52節 「この方がキリストなのか?」

Filed under: 礼拝説教 — miki @ 21:51

2014.12.7

鴨下 直樹

先週の金曜日に私とマレーネ先生が教えております東海聖書神学塾のクリスマス会が行われました。今年一番早いクリスマスの祝いをいたしました。毎年のことのようですけれども、ずいぶん神学生たちもリラックスをしながら、楽しい催しを準備しておりました。クリスマスというのは、主イエスの降誕をお祝いするのですから、どのようにお祝いすることが、主のお生まれを祝うことになるのか。キリストを祝うのにふさわしい祝い方というものがあるのではないかと改めて考えさせられました。私は例年参加しておりませんでしたので、本当に20年ぶりに神学塾のクリスマス会に出席したのですが、礼拝をした後で、食事会になります。ゲームをしたり、讃美歌をうたったり、劇をしたりと、ずいぶん賑やかに楽しんでいたのですが、最後に降誕劇をいたしました。その劇はところどころセリフを面白おかしくしていたまではまだよかったのですけれども、だんだん悪ふざけが過ぎていきまして、ふざけすぎた劇になってしまったのです。

クリスマスというのは、「キリスト」という言葉と礼拝するという言葉の「マス」が一つになった言葉です。キリストを礼拝するという意味です。そこでは、当然キリストがどういうお方なのかということを知ることはとても大切です。そういうもっとも大切なことを教える神学校で、他のテーマでユーモアを交えるならいざ知らず、キリストの降誕劇を神学生たちがふざけていたのでは、キリストを知る礼拝は成り立たないと私は思うのです。キリストがあまりにも小さくなってしまっているのです。

今、ヨハネの福音書のみ言葉を順に聞き続けています。先週は、「わたしが生ける水だ」と主イエスが仮庵の祭りの最後に宣言なさったところから話しました。聖書には、実にたくさんの箇所で、この人々の渇きを癒す、生ける水のことが語られてきたのだということも、ずいぶん丁寧に話しました。その主イエスの言葉を聞いていた祭りの人々は、この主イエスの宣言をどのように聞き取ったのか。その反応が書かれているのが今日のところです。

そして、そこで、主イエスの語られる言葉を聞いた人々の中に「この方はキリストだ」と受け止める人たちが出て来たのです。それが、今日私たちに与えられている聖書のテーマです。「この方はキリストなのか?」そのように今日の説教のタイトルを付けましたけれども、これがそのままこの箇所のテーマなのです。 (続きを読む…)

2014 年 12 月 1 日

今月の礼拝予定(2014年12月)

Filed under: 今月の礼拝予定 — susumu @ 09:38

12月7日 待降節第二主日

主日主題: キリスト
聖餐式礼拝: 午前10時30分

聖書: ヨハネの福音書7章40-52節
説教:「この方がキリストなのか?」 鴨下直樹牧師
聖餐式

午後:各部会、聖歌隊練習(14:00~)

12月14日 待降節第三主日

主日主題: 解放
公同礼拝: 午前10時30分

聖書: ヨハネの福音書7章53節-8章11節
説教:「主イエスへの挑戦」 鴨下直樹牧師

午後:役員会

12月21日 待降節第四主日(クリスマス)

主日主題: いのちの光
聖餐式礼拝: 午前10時30分

聖書: ヨハネの福音書8章12-20節
説教:「いのちの光」 鴨下直樹牧師
聖餐式

午後:礼拝準備会・月間予定確認会

12月24日 燭火礼拝(キャンドル・サービス)

よる 19時30分~21時
燭火礼拝終了後、お茶、ケーキをご用意しています。

12月28日 降誕節第一主日

主日主題: 信仰
公同礼拝: 午前10時30分

聖書: ガラテヤ人への手紙2章20-21節
説教:「イエス・キリストと出会ったパウロの生涯」 舛田忠興執事

午後:特にありません

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