2009 年 7 月 19 日

・説教 「ノアの箱舟2 戸が閉ざされる前に」 創世記7章1-16節

Filed under: 礼拝説教 — miki @ 18:37

鴨下 直樹

 梅雨を迎えています。毎日毎日雨が続くと本当にいやな気持になります。私の父がかつて小さな本を書きました。「ジュニアのはこぶね」というタイトルの本です。自分が中学生の頃、雨が降って体育の授業ができなかった時に、先生が「今日はお話をしてあげます」とノアの箱舟の話をしたのだそうです。その経験がこの本のタイトルになったというわけです。若い時に聞いたノアの箱舟の話は、後になって信仰をもつようになり、聖書の物語だと知るようになって、その先生はクリスチャンであったかと気がついたようです。若い時、それも梅雨の時期に、ノアの箱舟の話を聞いた。それは父にとって衝撃的な話だったのでしょう。だから覚えていたのだろうと思うのです。

 

 このノアの箱舟の話は、教会に長い間来ている人にとっては、懐かしい聖書物語の一つかもしれません。けれども、ここに書かれている内容は壮絶です。雨が降って、降って降り続いて、人々がすべて死に絶えてしまうまで降り続いたという話です。呑気に聞いていることなどできない話です。 (続きを読む…)

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