2009 年 5 月 10 日

・説教 「光よあれ!」 創世記 1章1-13節

Filed under: 礼拝説教 — 鴨下 愛 @ 16:12

 

 「地は形がなく、何もなかった」。創世記1章2節にそのように書かれています。「形がなく、何もない」という言葉を聞いて、私たちは何を思い描けばいいのか、まるで分らなくなります。この間もお話ししましたけれども、私たちは「ある」ものからしか、「ない」というものを、あるいは事柄を考えることができませんから、「何も無い」という言葉に出会うと途方に暮れてしまいます。それで、この聖書の翻訳に別の可能性を提示したので、新共同訳聖書です。ここには「地は混沌であって」という訳を試みたのです。ヘブル語では「トーフー・ワボーフー」と読むことで知られている言葉です。この言葉ですと、多少イメージしやすいかもしれません。お豆腐が暴風にあって崩れてしまっているようなイメージを誰もが簡単に想像できるかもしれません。

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